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【特集】オンラインバトル開催?どんなフォーマットが最適? &5月のオンラインバトル

こんにちは!
もうすぐ自粛期間8週目に突入しそうなカナダはバンクーバーからお届けします。
さて、今日はオンラインバトルについて。
先週末のアメリカでの世界的なオンラインバトルは反響があったのか、日本でもイベントが増えてきましたね。オーガナイズする人、参加する人、ジャッジする人それぞれいると思いますが、これまで3つのオンラインバトルに出てきて感じた私の考察と感想をそれぞれのバトルを例にあげて書いていきますので参考にしてください。

1日では終わらない、動画更新型バトル

こちらはカナダの自粛期間始まって1週間もしないうちに開催された北米でも初めてのオンラインバトル。プロモーションのお手伝いをしていましたが、参加集めに苦労したようでオファーを受けて参加。

ジャンル:ブレイキン
申込/予選方法:指定された曲で撮影し、動画をInstagramのダイレクトメッセージで送信。8人限定。
バトル配信ツール:主催者のInstagramのストーリー
本選フォーマット:勝ち上がるごとに新しく曲が指定され、その都度動画を主催者へ送信。
ジャッジ:オーディエンス (Instagramの投票機能を使用。投稿後2時間の時間制限)
観覧者ができること:時間制限内で投票。動画のシェア。
エントリー費/賞金:無料/50ドル(5千円)
感想:締切前の好きな時に動画を送って勝ち上がったらまた動画を送るだけなので、拘束時間も少なく気軽でした。ただ、参加者によっては何度も撮影しているのか送信するのに時間がかかる参加者もいて、締切を指定していなかった主催者は苦労していました。あと、オーディエンスジャッジで影響が出たのか正直優勝した方は微妙でした(爆)。。
最近、北米ではInstagramの投稿機能を使ったこのフォーマットのバトルが割と主流に感じます。Live配信の知識やツールも必要ないのでオーガナイザー側は気軽にできるかもしれないですね。
ちなみにこちらのイベント、2回目はフットワークバトルを16人限定で行いbboy Wicketを審査員として招いており世界中から参加者が集まり、こちらの方が成功していた印象。(観覧者参加用に投票機能も使ってはいました)。

指定時間に動画トーナメントをLive配信、動画一斉送信型バトル

アジアのライトフィート団体主催のオンライバトル。
出ようと決めたのが締切の一日前だったので、一気に6本動画撮るのは結構ハードでした。が、良い練習になりました。拘束時間が短かったので個人的には好きでした。

ジャンル:ライトフィート
申込/予選方法:指定された曲で動画を撮影しInstagramにタグ付けで投稿。主催側が審査し、16人選出。
バトル配信ツール:指定時間に主催者のYouTubeチャンネルで動画トーナメントの様子をLive配信。(主催者が動画を順番に再生)
本選フォーマット:指定された5曲をそれぞれ自分のYoutubeアカウントに限定公開し、そのURLを主催者に送信。
ジャッジ:オーディエンス(Youtubeのコメント機能を利用)
観覧者ができること:トーナメント開催時にリアルタイム投票、コメント。
エントリー費/賞金:無料/5千円弱
感想:こちらは動画を全てあらかじめ撮影し、あとは配信を見るだけだったので、時差問題もなく、子育て中の主婦としてはかなり負担が少ないバトルでした。(最悪配信に参加できなくともバトルは成立するというすごいシステム)。立ちダンスだとブレイキンに比べると音ズレがあるとジャッジは難しいですが、自分で音を流し撮影するため音ズレもなし。(配信時には多少動画が荒いこともありました。) ただ、動画の本数が決まっていたので、タイブレイクはできず、新しい投票を待つ必要がある場面も。
Youtubeアカウント持ってない人は参加が億劫/難しいかも。

実際のLive配信を利用、リアルタイム型バトル

みなさん、ご存知、先週末行われた世界的オンラインバトル。
プロモーションと通訳だけのつもりでしたが、オーガナイザーが北米bboy/bgirlということもあってコミュニティのサポートも含めエントリーしました。結果的にはこの大会を通じて、世界中の友達とまた繋がれたり見たこともない人たちが見れたり、この状況でも変わらず練習しているすごい人々が見れて出てよかったなと思いました。

ジャンル:ブレイキン
申込/予選方法:好きな曲で動画を撮影。インスタグラムにタグをつけ投稿、もしくはDropBoxでファイルを送信。別途ウェブサイトから支払いや申込も必要。
バトル配信ツール:YoutubeLive, FacebookLive で生配信。
本選フォーマット:トーナメントは全てリアルタイム配信のため、参加者はバトル開始前に全員Zoomにてサインイン。自分のバトル以外は待機。ライブ配信を見るにはZoomを開いているのと別のディバイスが必要。ちなみに私は2時間以上待ちました笑。
ジャッジ:Zoomにより審査員が3人参加。リアルタイムジャッジ。挙手ではなく一人ずつコメントで勝敗を公開。
観覧者ができること:動画をリアルタイムで観覧、コメント。MCやオーガナイザーへの質問・要望リクエストも可能。
エントリー費/賞金:30ドル(3500円)/総額350万以上
感想:バトルのLive感はどのバトルよりもあったが、やはり音とズレる、スタイルによっては動画がブレる、ネット状況によりジャッジが見ている動画を含め途切れるなど生配信特有の問題もあり。Zoomから退出してしまったためバトルできなかった方もいた模様。ただ、リアルタイムに踊れることで用意された動画同士のバトルではなく、その時・その音でのナマモノを提供するという点ではいつものバトルに近い感覚もあった。拘束時間も長かったが、それも含めていつものバトルに近い感じだった。

ちなみに超個人的な見解ですが、ジャッジに関しては赤・青などのサイドをつけて一斉に結果を出してもらい、必要ならコメントを言ってもらうという形がよりいいのではという印象を受けました。(時間もかかるし、他のジャッジにより迷ってる様子も見受けられた)

メリットデメリットまとめ一覧

利点 欠点
予選
動画送信型
動画を送るだけ。簡単。 複数人で主催してる場合は動画の共有などで手間がかかる?
動画投稿型 多くの人が投稿することで参加者が増える、主催アカウントのフォロワーが増える SNSや動画投稿ツールを使い慣れていない人、普段プライベートアカウントだと参加しづらい
動画投稿・送信両方型 参加者が増える 2つのツールを使うので主催者の負担が増える
本選
動画更新型
(SNS投稿/ストーリーで配信)
主催も参加も気軽。
次に対戦する相手がわかる。Live配信ツール・知識がいらない。
開催期間が長い分、開催されてることがより知られる。
音ズレがない。
ライブ感・ナマモノ感が少ない。良くも悪くも時間がかかる
動画一斉送信
動画トーナメントLive配信型
参加者の拘束時間少ない。(仕事など時間制約がある人でも参加しやすい)。
リアルタイム配信より手軽。まとめてトーナメントが見られるので、観覧者はバトル感を多少感じられる
音ズレが少ない。
次の相手もわからず踊った動画を送るので、参加者はバトル感を感じづらい。ライブ感・ナマモノ感が少ない。
動画を配信ツールへ取り込むのに知識がいる
動画配信時に音ズレや画像ブレ等が起こることも。
Live配信
リアルタイム型バトル
”その時”の”その音”を参加者に提供できる。ナマモノ感があり、相手のムーブや仕草も見れ、限りなく実際のバトルに近い状態でバトルが開催できる。
観覧者も生配信を体感できる。
拘束時間が長い。
音ズレがある。
専門知識・ツールがいる。参加者・ジャッジの通信状況確認などオーガナイザー側の負担が増える。スタイルによっては動画がブレる、ネット状況により動画が途切れるなど生配信特有の問題あり
ジャッジ
オーディエンス
観覧者が楽しめる/費用が抑えられる 票集めに走る参加者もいて公平性にかけることも
審査員 実際のバトルに近い 費用がかかる(ジャッジを1人にしているバトルもあり)
エントリー費
無料
支払いプロセスが不要。
気軽に参加しやすい。
オーガナイズ費用がまかなえことも。
有料 ジャッジや賞金の費用に当てられる。利益を出せる 支払いプロセスが必要(Paypal、クレジットカード、銀行振込)。支払いツールを持ってない人は参加できない。

 

筆者的解決策案

  1. 賞金を募金性にして募ってみる。
    ライトフィートバトルでは、オーガナイザーもしくは賞金へ投げ銭できるサポートツールがあって、バトル参加者以外も別の形でサポートしていて良いなと思いました。
  2. 配信型の場合はMCに力を入れる/雇う
    MCが動画のコメンテーター的な解説に回るか、実際のバトルのようなMCをするかで結構イベントの雰囲気が変わると思います。
  3. リアルタイム配信の場合はバトルの長さに注意。
    ベスト64を経験した身としてはベスト16くらいからが一番ちょうど良いかなとは思います。
  4. ジャッジは一斉に行う。
    時間短縮にも繋がる。(全員からでなくともコメントを聞けるのはこの時期限定で良いかもしれない)
  5. 参加者や観戦者が参加できるアイデアを考える。
    個人賞、オーディエンス投票システムorオーディエンス賞、動画表示最多賞などなど。
  6. 賞金だけでなく、賞品としてオンラインレッスンや動画コラボレーションなどをこの自粛時間でこそできることも考えてみる。

5月のオンラインバトル情報

※詳しくは各URLをチェックしてください。

GoodFootCrew主催の22歳以下限定バトル

こちらは締切が5/3の17時までですので急いでくださいね!
無料!課題曲を選んでInstagramへの投稿!
Instagramで動画更新型でやるようです!

Foudnation主催のFOB。

エントリー無料!締切は5/8。
課題曲はFlavaJapanのYoutubeからダウンロード。TwitterかInstagramで投稿。
4人決勝進出。本選も動画投稿でバトル!

スカイビルディング主催 50人限定ブレイキングバトル

こちらはbboyRyujiの投稿を拝借。MCのDOさん主催。
参加費無料で優勝賞金3万円!ジャッジはBodyCarnivalの3人!応募期間は4/25~5/20。
指定された曲で動画を撮影、スカイダイビングのemailへ送信。予選は50人限定。
スカイダイビングのInstagramのフォローもお忘れなく!
本選は8人で動画トーナメント配信型!
公式HPはこちら→スカイダイビングSNSブレイクダンスソロ動画バトル SB1

 

ということで、長々書きましたが、やはり実際のバトルと同じようにはなかなかできないもので、どのやり方も一長一短ですね。
しかしこのストリートダンスやアートのシーンはこの大変な状況下で、今までと違うことにチャレンジしたり、新しいものを生み出していく力があってすごいなと日々感じています。

オンラインバトル自体に興味が湧かないとか、好きになれないという人もいると思います。そういう意見も間違っていないと思います。
ただ、利益もほとんど出ない中で、自分たちのモチベーションアップであれ、コミュニティの活性化であれ、何か新しく動き出すということはなかなか勇気のいることです。実際にバトルに参加しなくても、情報を周りにシェアしたり、改善方法やアイデアを提案したりそういうサポートの仕方もできるので考えてみてもらえたら嬉しいです。

先週のBreakFreeのジャッジ、bboyStormが最後にとても素敵なことを言っていました。
このオンラインバトルは良いとか悪いとかではなく、完全に”新しい”ツール。そのツールの中に新しい美もある。これを正しく/うまく使っていけば、きっととても素晴らしい創造/クリエーションができるはずだ。」
OGかつ今でも現役で踊り続けている彼から言われると説得力がありますね。私も共感した部分が沢山あったので、時間がある時にコメント翻訳できたらと思います。

それでは、いつも読んでくださってありがとうございます!!!
オンラインバトル参加する方は頑張ってください〜〜^^

ABOUT ME
momomo
カナダ・バンクーバー在住のダンサー(ブレイクダンス・ハウス・ライトフィート・コンテンポラリーetc)&一児の母です。 バンクーバーはもうすぐ9年。 カナダ・アメリカ(主に西海岸)のダンスイベント、ワークショップ、スタジオ、練習場所情報をシェアしてます。 たまにママのための情報も書きます。